この日の午後は雨が降った。しかもものすごく激しいスコールだった。シェムリアップに来て2日間は全く雨に降られず、雨期なのにラッキー(^o^)と喜んでいた所だったのだが、そうは問屋が卸してくれなかった。ただ、この時期のスコールの激烈さ、半端じゃない雨量 、道があっと言う間に川に変わる様子などを目の当たりにする事が出来た事もそれなりにラッキーだったと思う。

しかも、スコールのせいで辺りは一気に涼しくなった。今まで汗ダラダラで観光を続けていた日々だったが、嘘のように楽になった。プリア・カンの石畳も壁も、雨に打たれ熱を奪われ、しっとりと落ち着いた色合いになった。

   

濡れた石や苔の香がした。

西門の辺りも池の様な水たまり。
   

崩れた石壁の隙間に残るデバター。この周囲はたくさんのデバターが残っており、とても良い雰囲気。崩れた石柱を乗り越えて、一つ一つ見て歩きたい所だが、雨で石が滑りやすくなっている。

   

13人の踊るアブサラのレリーフ。

   

崩れた天井から覗く木々。天井のある場所では雨だれが落ちてくる。傘をたたんでしまっていたので、大きな雨だれに驚いてしまった。

ギリシャの神殿を思わせる2階建ての建造物。当然だが2階には上がれない。
   
明日はシンガポール経由で日本に帰る。アンコール遺跡群はここが最後になると思うと、この風景と印象を心に焼き付けておかねば、と思っていた。