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空港に向かう途中、時間に余裕が有ったのでスリングさんが連れていってくれた。戦争博物館と言っても、空き地に旧ソ連製の戦車だの装甲車だのが並べられているだけだ。ただ、並べられているだけと言っても、実際の戦闘に使われて人の命を奪ったであろうそれらのスクラップは無言の凄みを発しているようだった。
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銃器も無造作に立てかけられていた。Don`t
touch please.の文字が目に入らず、うっかり手にとってしまったその銃は重かった。こんな物を持って密林を進むのは辛そうだ。それよりもただただ銃はおぞましい。
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クメールルージュの旗と戦闘服。破れたぼろぼろの戦闘服には、
血のシミがはっきりと見て取れた。
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地雷の危険地帯に立てられている看板。もちろんここのはただの見本。
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「カンボジアに行って来る」と友達に言うとほとんどが「地雷踏むなよ。」とか「お土産に地雷お願い」とか「身を持って地雷を除去しに行くの?」とか、地雷がらみの突っ込みをしてくる。それほどカンボジアと言えば地雷なのかもしれないが、実物を目にするとそんな冗談はかき消える。実際市場や歩道では、地雷で身体を欠損した人々を多く目にする。観光客が訪れる事が出来る様になったこの国だが、不発弾、地雷の除去にはまだまだ気の遠くなる程の時間を要するのだ。
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地雷によって傷ついた人々の写
真。中には負傷した直後の生々しい写真もあり、ものすごい説得力がある。こういう写
真が実物の地雷や不発弾などと一緒に展示されているのだ。どんなに想像力の無い人だってその悲惨さを実感出来る。地雷は元々人を殺さずに傷つける為に作られた武器だ。負傷し不具になればその人間は戦闘力にも労働力にもならないし、不具者の面
倒をみるために更に手がとられ、その家族も戦闘力にも労働力にもならない。そして多くの犠牲者は無邪気に走り回る子供達だ。
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