20年前ネパールを訪れた時、一番好きだったのがこのバクタプルの街だった。ベルトリッチ監督の映画「リトルブッダ」の撮影にこの街が使われたという話を雑誌で読んだ時、じつに納得出来た程、この街は中世の面 影を保ち続けていた。それこそ、タイムスリップしたような感じすらしたものだった。

今回訪れて、サイバーカフェが有ったりとか、それなりに近代化したり観光地化された感じはしたが、街全体を流れる空気は変わらず穏やかで、やはりここは本当に良い街だと感じ入った。

写真右・トゥマディー広場のニャタポラ寺院

照る照る坊主のお陰で、抜けるような青空にそびえ立つニャタポラを見上げる事が出来た。これは本当に美しい寺院だ。遠景の写 真なので細部は見えないが、木彫が施された窓や梁はため息もの。

バイラヴナート寺院

毎回ここでお茶してる、カフェ・ニャタポラ。広場を見渡せる最高のロケーション。トイレはキレイじゃないけどなんとか使える。

唐辛子を干している街角

お菓子屋さんの店先

街歩き中に日本語で声をかけてきた男の子。「ぼくはタンカ(曼陀羅)を描く学校に行っているんだ。タンカを描いてる所を見たくない?」。娘は美大志望なので、その誘いに大乗気になっていた。どーせ、タンカを売りつけられるんだろうなーと思いつつ、路地の中に入っていくその子供に付いていった。小さな建物の二階で4〜5人の若者達がタンカを描いていた。岩絵具で丁寧に描かれているその絵は本当に繊細でしなやかに美しい。しばらく絵を描いている所を見せてもらった。

その後案の定、絵を買わないかという話になったので、この子供、クリシュナくん(7才)の描いたタンカを1枚購入。1000ルピー(1800円位 )。少し高いかな。でも良い記念だね。私のカメラにとても興味を示していた彼を撮影。「日本に帰ったら送って上げるね。」と言うととても嬉しそうにこの学校の名刺をよこした。「ここに送って。ここにね。早く名刺、バックにしまって。無くさないでね。送ってね。」と矢継ぎ早に言う。日本語、本当にうまいなー。7才なのに、外国語にこんなに堪能! この年にして大した営業マンだね。

果物屋の軒先

裏路地にはいると静かで町並みが美しい